いつでも健康的な歯肉で
30歳を過ぎる頃から歯肉のトラブルは増加する傾向があります。
その原因のひとつは10代、20代に比べ徐々に細菌に対する抵抗力が衰え始めるからです。
細菌の塊である歯垢や歯石を放置し、歯肉に炎症が起こると、実は歯を支えている歯槽骨という繊細な骨が少しずつなくなっていきます。この状態が長い期間続くと最終的に歯が抜けてしまいます。
歯周病の予防、治療の基本は歯石の除去です。歯科医院に定期的に通うことが大切です。
歯周病の進行に注意
初期
末期
通常の歯周病患者
専用の器具を使ってプラーク、歯石をしっかり除去します。
重症患者
歯周ポケットが深く器具が届きにくいので局部麻酔下で歯肉を剥離して歯石を除去します。
当院の特長
EMS社製エアフローマスター導入
歯の表面だけではなく歯周ポケット内も洗浄できる機器です。
虫歯で歯を失った時の治療方法
ブリッジ
1、2本の歯を失ってしまった場合などに前後の歯を土台として失った部分も含めて一体型となった人工の歯をかぶせます。取り外しはしません。
金属
- 特長
-
- 保険適応
- 歯の切削量がセラミックより少ない
セラミック
保険外診療
体に優しくキレイ
天然の歯と同じような透明感、質感を表現できます。セラミックにもいくつか種類があるのでお口の中の状態に合わせて選ぶことが重要です。
理想的な色調を出すために歯の切削量は多めになります。
- 特長
-
- 天然の歯と同程度の透明感や質感が表現できる
入れ歯
お口の中で存在感が大きいので慣れるまで時間がかかります。
多数の歯を失った場合、取り外しをする義歯を装着してかみ合わせを回復します。
総入れ歯と部分入れ歯があります。
レジン床
保険診療
義歯のスタンダード
保険適応で比較的安価に作製できます。
レジン(アクリル樹脂に近い)なので軽く仕上がりますが、厚ぼったくなります。人工歯はレジンのため摩耗しやすいのでかみ合わせが変わりやすくなります。
- 特長
-
- 軽いが強度に劣る
- 人工歯がすり減りやすいのでかみ合わせが変化しやすい
金属床
保険外診療
レジン床の厚みがダメなら
義歯の基本構造が金属なので薄くて壊れにくい義歯です。人工歯はセラミック(陶歯)を使用するため長期間使用しても摩耗が少ないためかみ合わせも安定します。
- 特長
-
- 薄くて壊れにくい
- 劣化しにくい
治療の流れ
カウンセリング
まず、患者様の症状や生活習慣等また、治療に対するご希望等を時間をかけてゆっくりお聞きします。
レントゲン撮影、説明
デジタルパノラマX線装置なので被曝量を抑えられます。
お口の中の診察
歯石の付着具合やかみ合わせの状態等お口全体の状況を把握します。
歯石除去、研磨
歯周病の原因となる歯石、プラークを除去します。また歯石を除去したあとは歯の表面がざらざらになっているので研磨をします。
メンテナンス
歯石は一度除去しても再度付着します。定期的なメンテナンスが重要です。
よくあるご質問
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Q
歯石は歯ブラシで取れますか?
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歯石は歯面に強固に付着しているので、専用の器具や機械で除去します。
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Q
なぜ歯石を取らないといけないのですか?
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歯石には目に見えない細菌が多量に住み着いています。その細菌が原因で歯肉の炎症や歯の周りの骨の吸収が起こるので、除去する事は重要です。